あの日 あの病院に行かなければ

もう一度あの日に帰ることが出来たら。。。。。


市内にあるこの動物病院を訪ねたのは 6月11日(金)のことです。
当時 16歳でした。
少し前、前年の後半ごろから 食欲が落ちていました。
若い頃の6割ぐらいは食べていたでしょうか?
それでも それぐらいはコンスタントに食べていたので、年のせいだわ、人間だって年をとったらそんなに食べられなくなるから、と思っていたのです。
当初、病院に連れて行こうとは 思っていなかったのですが 食べる量が減ったので体重は落ちてきていました。
何でも年のせいにすると 重大な病気が潜んでいることがあるというのを読んで なるべく元気で長生きしてほしいと思っていたので、 一度病院へ連れて行こうと思いました。
他の病院へつれていったのですが、特に検査の結果異常もみられず、分かりませんでした。
大学病院を勧められたのですがそこまで連れて行くのはもう体の負担になると思ってあきらめたのです、 近くの病院で負担にならないことでいい。
点滴に行ったりして たまには いつもより食べたりすることがありました。

市内に このE動物病院が新しく出来ていることは 少し前に知りました。
けれども 何も情報もなかったので、電話で問い合わせしてみました。
「先生はどなたですか?」
「N先生です。」
「ああ 女の先生ですか? 以前にあの病院におられた?」
看護婦が 獣医と代わりました。
それで 以前 市内の病院にいた先生だと分かり 安心したのです。
この病院は その年の1月に出来たのだそうです。
休みは 祝日だけだというのも いいと思ったし、先生も何人かおられるようです。
しばらく うちで様子を見ていました。
以前老犬がいて 最後は毎日のように病院へ点滴に通って 大変でした。
この子も最後はそんな風になるのか、もう一度 電話をして この病院では出来たら家庭で点滴できないかと聞いてみました。
女獣医が「場合によっては 診て見ないと分からないから」と言うので 一度行ってみることにしました。

この病院には一応資格を持つ獣医が4人いるようです。 後に院長の話で分かりますが、(院長申告です。)

○院長
    麻布大 卒(神奈川)
   県職員として10年
   千葉の動物病院に1年
   出雲市内のK動物病院 2年
   その後 大田市 M動物病院開業 16年
   出雲に分院 E動物病院を開業   52歳
   平日は 大田M動物病院、日曜日は出雲E動物病院と休みなくフル回転しているようです。
   E動物病院のホームページによると
     ―所属学会―
     島根県獣医師会( http://www.s-va.or.jp/)
     日本獣医師会( http://nichiju.lin.gr.jp/)
     日本小動物獣医師会(http://www.jsava.com/)
     獣医麻酔外科学会 (http://jsvas.info/)  

○女獣医
   酪農学園大卒 (北海道)
   出雲市内のK動物病院、A動物病院に長く勤めて市内に開業しましたが 1年も経たないうちに突然やめてしまったようです。
   近所では「開業のときは挨拶があったけど、いつの間にかやめてしまっていた。」
   このことは 本人も病院も公にしたくないことのようです。
   開業前に勤務していた動物病院も本人曰く円満退職ではなかったそうです。
    その後 
   M動物病院(大田市)2年 
   E動物病院(出雲市)   39歳

○ もうひとり男性獣医がいます。
   カルテをもらいに行ったとき尋ねたのですが 自分のことは答えなかったので全く分かりませんでした。

○女獣医の夫
   酪農学園大卒
   その年の4月に牛、豚の大型動物 某をやめてE動物病院にいます。
   E動物病院をやるために 勤めをやめたのだそうです。

獣医たちは社会的責任があると思います、大切な命を預けるのですから経歴の公表は当然だと思っています。



この病院は実は大田のM動物病院の分院だということはホームページでは全く触れられていません。
本院のM動物病院はホームページがないようで  E 動物病院があたかも独立した病院であるかのようにみえます。
立派な設備が写真つきでズラッ〜と並んでいます。(並べて誇示するのが好きみたい!)
私は大田の病院へ通って分かったのですが、ICU設備は実はこの病院にはなくて大田の写真を載せています。
獣医師は 4人とあります、院長以外の獣医の名前は伏せられています。
実際 診るのは3人(夫獣医は数合わせ)で 2つの病院掛け持ちです。
M動物病院に もうひとり”研修医”という無免許女獣医がいます。
看護婦3人もかけもちで そのうちひとりは院長の妻です。
トリマーも2人とあります。

ペットブームでこの地域にも動物病院が増えてきました。
こんな地方にもリサーチして遠方から開業してくる先生もいます。

島根県内で分院を持つ動物病院 獣医師4人体制の大規模の動物病院は他にないと思います。
この病院は高度な医療機関へ送るような体制にもなかったようです。
病院内には広い待合室、第一、第二と二つの診察室、トリミング室があります、飛び出し防止の2重扉 webカメラ 画像診断の電子化と 見せ掛けだけは立派です。
実際には本当に必要な設備、人材もシステムも整わないのに 年齢的な焦りがあったのでしょうか?
それが女獣医夫婦の利害と結びついて院長の野心のままに突っ走ってしまった?
ここの獣医たち、看護婦たちに ”命を預かる” ”命を守る” という意識がどれほどあったのでしょうか

もう何を言ってもあの子は帰ってこないのですが。。。。



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