ペット医療ミス


    (高齢猫の手術、麻酔、抜歯、輸血の危険性)



    あの日は 大雨でした。
    今日もあの子が一時帰宅するのですが、雨の中わざわざ大田から帰ってくるなあ、 雨だからうちへ帰っても庭にはあまりでられないなあ、などと思っていました。
    あの子が濡れないようにビニールのカバーを用意しようか、傘をさしては持てないのでカッパを着ようかと 悩みながらで朝9時前に家を出ました。
    あの子は 朝9時から3時までうちへ帰ってきます。
    そのため出雲市から車で50分ほどの距離の 大田市の動物病院から 出雲の動物病院へ運ばれてくるのです。
    そのわけは後で説明します。
    結局それが悲しい最後の死のドライブになってしまいました。

    あまりの大雨だったため 病院の一番前の駐車場に止めましたが それでも傘をささなければ入れませんでした。
    入ると 待合室には誰もいませんでした。
    しばらくして 看護婦が出てきて にこやかに 「しばらくお待ち下さい」と言ってまた中に入りました。
    私は 数分待っていました。
    その時 病院の奥で起きている異変には全く気付きませんでした。
    もうすぐ あの子に会える、一緒に家に帰れる、と待っていたのです。
    あの女獣医が顔を出しました。
    「さっき、車から降りてから吐いて呼吸が止まって、、、、」

    すぐに中に 一緒に入りました。
    あの子は 口に管を入れられて 波形が流れていて 看護婦がマッサージをしていました。
    私は まさか うそだろう? 「プーちゃん、プーちゃん」と何度も名前を呼びながら頭をなでてやっていました。
    何とか 生き返ってほしいと願っていたけど 。。。。

    今思い返すと、救命の最中も看護婦が受話器を持ってきて それをもって女獣医が電話の応対に行ったりしていました。
    全くやる気もなかったのでしょうか?病院には女獣医の夫獣医もいたのですが、知らん顔をして別の場所にいました。
    私は もうあの子が生きているのか死んでいるのかもわかりませんでした。
    「ダメですか?。。。   」もう何をしてもあの子は帰ってこないんだ。
    まだ 二人で蘇生をやっています、「もういいです。。。。」と言ったら2人ともすぐにやめて装置を外しました。
    ほんの数分間のことだったでしょうか?

    私は 「プーちゃん、残念だったね、 お母さんがもう少し早く来ればよかった。。 」 ともう何も言わないあの子に呼びかけました。
    私は涙も出ませんでした。
    あの子の舌が出ていたので口に戻してやりました。目も閉じてやりました。
    看護婦が「車に乗るまでは元気だったのに 」と言いました。
    私はなんと答えていいか分からず、
    「吐いたものが 気管に詰まったのかもしれないわ。」と言ったら
    女獣医が「それはない、心臓に障害があったそうだから 急に心臓が止まったのかもしれない。」と言っていました。
    私はただもう一刻も早くこの場から家へ連れて帰りたかったです。

    「今度 院長が来るときに来ます。」と言ったら、
    「詳しいことが聞きたいなら来て。」と言いました。
    気遣いも謝罪の言葉も何もありませんでした、この女獣医が 抜歯手術を勧めたことでこんなことになったのに。
    私は「ありがとうございました。」と頭を下げて、雨の中 変わり果てたあの子を連れて帰りました。
    今日 あの子と一緒にこんな風に帰るはずではなかったのに

    あの子はまるで眠っているような安らかな顔をしていました。
    私はやせ細って軽くなったあの子の体を何度も何度も抱いていました。
    「プーちゃん、お母さんのそばにずっといてくれてありがとうね。。。ごめんね。。。ごめんね。。。お母さんが悪かったから」
    まだ しばらくはやわらかく、首も動いて、そのうち、抱くたびにだんだん硬くなっていきました。
    その日は蒸し暑く、一日雨が降っていました。
    このまま時が止まってほしいと願ったけど、夕方になって最後のお別れをして送っていきました。

    「さようなら  プーちゃん  」

    抜歯手術後、17日目の朝でした。
    あまりにも急な別れでした。





     


    経過

     E動物病院  抜歯  輸血  M動物病院

     一時帰宅  最後の日  院長のいいわけ

    院長のカルテ開示拒否   協力医を探して!  

    掲示板 




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